噛む時に使う咬筋などの筋肉に、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を注射し、筋肉の動きを調整する治療方法です。
筋肉の過度の働きをゆるめることで噛む時の力が弱まり、顎関節や歯にかかる負担を減らします。

ボツリヌス注射後は通常2～3日後から効果が現れ、1～2週前後で安定しピークに達します。
その後徐々に効果が薄れ、個人差にもよりますが4～6カ月ほどで効果がなくなります。そのため効果を継続させたい方は６カ月〜１年間隔で注射を行います。また複数回注射を繰り返した場合徐々に耐性がつき効果が少なくなる場合があります。
一方で、持続効果に限りがあることで万が一薬が効きすぎた場合でも時間がたてば元の状態に戻るという安心感があります。
また注射を継続する場合でも、だんだんと注射間隔が長くなるもしくは注射を打つ必要がなくなる場合もありますので、一生打ち続けなければいけないというわけではありません。

咬筋(咬む筋肉)肥大による、歯ぎしり、食いしばりに由来する顎の痛み、歯やマウスピースが割れる、頭痛、肩こり、首こり等の症状の改善が期待できます。また咬筋退縮による「小顔効果」も期待できます。張っていた咬筋(エラ)の箇所が収縮されることで、すっきりとしたフェイスラインが実現する可能性があります。

１回あたりの治療費用　※保険適用外(税込)：33,000円